
【後編】新しい情シスがAI協働時代の人材戦略を支える~協創型組織へのシフト
AI協働時代に向けた企業変革は、もはやテクノロジー導入の課題ではない。問われているのは、AIとともに働く「組織と人材」をどう再設計し、企業価値へと転換できるかだ。DX時代に日本企業が陥った“内向きの価値創出・個別最適”を繰り返さないためには、AI戦略室や新しい情シスが協創型チームとして、企業変革の推進役となる必要がある。
DXやAI・組織変革、社会課題など、Rubicon9独自のインサイトを解説します。

AI協働時代に向けた企業変革は、もはやテクノロジー導入の課題ではない。問われているのは、AIとともに働く「組織と人材」をどう再設計し、企業価値へと転換できるかだ。DX時代に日本企業が陥った“内向きの価値創出・個別最適”を繰り返さないためには、AI戦略室や新しい情シスが協創型チームとして、企業変革の推進役となる必要がある。

自律的に判断・行動するAI Agentが台頭する今、企業は「人が担うべき仕事」を再定義する局面にある。 本稿では、AIと人が協働する時代に向けた変革の鍵として、「人材ポートフォリオ戦略の再設計」に焦点を当てる。AIによる業務代替で生まれる人的資本の余剰を、企業価値の源泉となる活動に再投資できるか──それが、AI協働時代における企業競争力を決める。